今回は、転勤により引っ越して長い間利用していない空き家をご所有のA様にご相談頂いた事例を紹介いたします。
シェアハウスに活用した事例です。
また、当社では下記のような記事も整理していますので、シェアハウスへの活用にご興味をお持ちの方は、こちらも参考になればと思います。
参考シェアハウスを始める際に空き家活用するメリット!事例から考える実施のポイントと注意点
Contents
ご相談者様のお悩み内容
ご相談いただいた際、A様ご家族は下記のようなことに悩んでいました。
- 引越しの影響で空き家に戻る見込みがない
- 住宅に価値が付かないと言われ希望額で売れない
- 高い収益かつ低リスクの運用を行いたい
- できればリフォームコストも抑えたい
ご相談の内容
今回ご相談を受けた空き家は、東京都内の物件です。
当初はご家族と共に住まわれていましたが、地方への異動を契機に空き家化。その後10年を経て、維持管理や固定資産税等を重荷と感じるように。
「東京に戻る見込みも立たないし、運用や処分を検討したい」とお悩みの様子でした。
ご相談者様の希望は?
ご相談者様のご希望としては、空き家の「活用」をお考えとのこと。
空き家の処分となると、まず「売却」が選択肢として浮かぶところですが、ご相談者様は下記の事情から売却をあまり考えておらず、下記の点に注目して、「活用」にウェイトを置きたいとの考えでした。
- 土地が都内であり高い需要が見込まれる
- 住宅に値段が付かず売却希望価格に届かない
- 資金的に余裕があり売却にこだわる必要がない
弊社スタッフも、物件の所在地や間取り図に興味を持ち、活用方向で検討することになりました。
空き家の現状は?
建物は若干年数が経過しており、あまり状態が良いとは言えませんでした。
特に内装の損傷が激しく、下記の様な現状が散見。
- 壁面にぶつけたような傷が多数存在する
- 床面の損傷が激しく、老朽化が目立つ
- 浴室やキッチン等の設備が古い
売却はもちろん、賃貸物件として貸し出しても、近隣物件と比べて安い賃料での入居募集を行うしかない状況です。
立地環境は魅力的
弊社スタッフが実際に訪問し、活用方法の検討を行ったところ、空き家の立地環境は非常に魅力的なものであることが明らかになりました。
- 都内物件としては非常に閑静
- 駅から徒歩圏内の好アクセス
- 周辺の競合施設は全て満室
上記はいずれも賃貸物件としては好条件。空き家物件のリフォームを行うことで、魅力的な収益物件としての活用が期待できます。
解決に至るまでの状況/解決方法
ご相談者様は当初、空き家を「戸建てorアパート」を検討されていましたが、ヒアリングを通じて尋ねたところ「収益は上げたいが、空室リスクが気になる…」と判断に迷われていました。
確かに、戸建てでは空室リスクが高く、アパートではどうしても大規模改修とならざるを得ず、投資額の回収にも時間がかかります。
シェアハウスという選択
そこで弊社スタッフが、第三の選択肢としてシェアハウスのメリットを紹介したところ、
- アパートと比べて1戸あたりの面積が少なく、戸数を増やせる
- 戸建て賃貸と比べて空室リスクを抑制できる
- シェアハウスの物件管理を行う業者も増えている
などの点から、シェアハウスとしてのビジネス展開を決定。具体的なリフォームへと話が進みました。
テーマは「若者向け」
シェアハウスを成功に導くためには「コンセプト」が大切です。
シェアハウスの入居者はリフォーム時にある程度定まると言って良く、狙ったターゲットに評価される物件であることが求められます。
今回は駅から好立地であり、更に20代~30代と若年層に人気の高いエリアであったため、ご相談者様と協議の上で「若者・女性向け」にテーマが決定。
- 防音性の高い内壁構造
…ストレスフリーな個室空間・隣人トラブル抑制 - ナンバーロック、防犯カメラを導入
…セキュリティ性を確保 - リビングやキッチン広めに設計
…コミュニティ形成の促進
上記のように、リフォーム時に若者や女性に対して需要の高い施設を導入することで、コンセプトに従った「防音×セキュリティー」の魅力的な物件へと変貌を遂げました。
ご相談者様の声
想像以上の活用方法を提案していただき、大希企画さんに大きな感謝をしております!
当初から「リフォームを行ってから賃貸へ」と考えていましたが、「投資額回収までに何十年かかるのか…」と不安がよぎり、中々踏み出せずにいたところです。
ところが、大希企画さんから「シェアハウス」というアイデアを頂き、まさに目からウロコ。当初「シェアハウス」という発想はありませんでしたが、大希企画さんの方で詳しい情報を提供していただけたので、こうして成功へと至ることができました。
担当者の一言
シェアハウスは特に若年者層に人気の高いシステムです。
古びた個室アパートよりずっとキレイで、同クラスのアパートよりも賃料が安い点は、若い方にとって非常に魅力的。自由でありながらアットホームなコミュニティが形成できる点も、人気に一役買っています。
ただし、シェアハウスを成功に導くためには、立地環境や周辺物件などから需要を調査する専門的な知識が不可欠です。
弊社はフットワークを用いた情報分析を得意としており、シェアハウスの活用は最も得意とする部分の1つ。
空き家のご活用を検討の際は、是非お気軽にご相談ください。お客様と二人三脚で、空き家物件の精査検討を行うことを、お約束致します。
シェアハウスのターゲット属性の例