今回は、長年の夢であったカフェオーナーになるべく、知人の方から空き家を買い取ったA様の事例をご紹介いたします。

居住スペースも兼ね備えたカフェに活用した事例です。
また、当社では下記のような記事も整理していますので、カフェへの活用にご興味をお持ちの方は、こちらも参考になればと思います。
参考空き家活用で念願のカフェ経営！事例から考える実施のポイントと注意点

ご相談者様のお悩み内容

ご相談いただいた際、A様は下記のようなことに悩んでいました。

• 使っていない空き家をカフェにしたい
• 郊外で駅からの集客は見込めない
• 居住スペースも兼ねたい

ご相談の内容

今回のご相談は駅からずっと離れた郊外の空き家を、自宅兼カフェに改修したいという内容です。

ご相談者様は会社員として勤務する傍ら、コーヒーに対する研鑽を積み開業を決断。知人から買い取った空き家を活用したいとのご希望です。

ただし、空き家は駅から30分以上も離れた郊外エリアとのこと。セカンドライフとしての引越しになるため、人脈を介した販路が無く、一見さんに来てもらえるカフェを作りたいとのご相談でした。

空き家の現状は？

物件は築50年・かなり大きな規模の民家です。古いながらも手入れは行き届いており、内装は古民家といった装い。広く大きなお庭もあり、付近の交通状況と比べ、そこだけ時間の流れが緩やかな印象な家屋でした。

立地環境は？

立地環境でまず目を引いたのは、集客に適したロードサイド地であることでしょうか。中央分離帯のない道路ですが交通量は多く、交差点前角地の2区画手前と理想的な位置。更に大きな建物がないので車からの見通しが良く、ドライバーの集客が見込めそうです。

その他の特徴としては、以下の通りです。

• 住宅の敷地面積はかなり広い
• 車視点での見通しは抜群
• 近隣施設に総合病院・薬局がある
• 物件の敷地境界線は外壁が覆われている

郊外不動産はフットワークを使って現地まで訪れなければ見えない要素も多いので、弊社ではこうした足を使った調査を重視しています。

解決に至るまでの状況/解決方法

ロードサイドの立地は車からアクセスしやすく、カフェや喫茶店では一見さんの集客が得やすい好立地です。また、道路側からの見通しが良く集客も見込めるエリアなので、お客様がお店に気付かず通り過ぎてしまうリスクも低いものと考えられます。

ただし、現状では外壁が民家を覆っており、カフェとして認識してもらうにはやや困難と言わざるを得ませんでした。

そこで弊社は、ご相談者様と協議の上で空き家の外壁の一部を撤去。ロードサイド側の敷地を拡げ、お店がドライバーの視界に自然と止まるように工夫しました。

駐車スペースの確保

また、ドライバーの集客を求める場合、駐車場がなくてははじまりません。

ご相談者様の想定されているカフェはさほど大きなものではないため、既存の駐車場を来客用に改装。駐車スペースの整備も行いました。

店内は「癒し」をテーマに

想定される来客は、「往来するドライバー」と「近隣の医療機関需要」の2パターンが考えられるため、

• 窓部分を広く設け、天窓も設置
• 庭部分を開発して緑を多く取り入れるように

ご相談者様と協議の上で、光や緑を意識した「癒し」のカフェを演出しました。

実施した主なリフォーム内容は以下の通りです。

• 空き家を覆っていた外壁を撤去
• 駐車スペースの確保
• 採光・緑化スペースを確保

ご相談者様の声

元々知人が住んでいた空き家を買取って開業を行いました。

長年カフェのマスターに憧れていたのですが、知り合いも扶助者も無く「本当にお客さんが来てくれるのだろうか…」と不安だったのも事実です。

ところが、今回大希企画さんの方で不動産を見ていただいた時に「魅力的なポイント」や「効果的なアピール方法」を助言していただけたので、大いに助けられました。

開店直後からドライバーや通院中のお客様が多数訪れ、「こんなカフェが欲しかった」と大好評。現在ではウチのお店をひいきにしてくれるお客様も多く、収入的にも安定しました。

これほどうまくいくとは思っていなかったので、大希企画さんに頼んで正解でした！

担当者の一言

カフェはビジネスとしては難しい部分もあり、立地環境には気を使わなくてはなりません。

土地は生き物と言ってよく、それぞれに長所と短所があるものです。「〇〇だからダメ」、「××だからOK」と軽々に決めるのではなく、それぞれの魅力を活かしたアピール方法が、土地を最も効果的にいかす秘訣と言えるでしょう。

弊社は単なる土地活用ではなく、土地の性質や性格まで考慮した、お客様にとって最高のリフォームを追求しております。

「こんな土地はどうだろう？」
「〇〇として活用できるかな？」

土地や建物に関することであれば、どのようなお話でも構いません。ご相談は随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にご相談下さいませ。