お悩み解決 空き家活用 事例1
Contents
価値がないと言われた空き家。どうにかして処分したい。
ご相談者様のお悩み内容
- 放置状態の空き家をできるだけ高い値段で売却したい。
- 査定に出したが価値がないと言われた。
- 建具や内装はボロボロ。庭木は当然荒れ放題。
解決前の空き家の状態
築30年、年相応の空き家物件。
正直、まさに「年相応」の物件でした。築30年とのことですが、フローリングや壁面は全体的にボロボロ。更に日焼けが激しく板の間がめくれてしまい、素足で歩くとケガしてしまいそうな状態です。
また、窓枠や屋根に使用している建材も古臭く、いかにも「昭和」と言った装い。外壁塗装を何年もしていないせいか、あまり生気が感じられない住宅でした。
当然、維持管理にも支障が出ています。該当物件はご相談者様の住所から非常に遠く、除草や清掃、修繕は全く手がついていないとのこと。
なるほど、実際の物件を目にしてみると、雑草は生い茂り・庭木は荒れ放題。更に悪いことに近隣の通行人がゴミやペットボトルを投げ入れ、害虫がたかり異臭を発しています。これでは、いつ管理責任を問われてもおかしくはありません。
解決に至るまでの状況/解決方法
物件の価値は再生を踏まえた多角的な視点で評価。
「空き家活用」には、当然空き家を売って資金を作ることも含まれます。ご自身の体調のこともあり今後の生活資金に当てることができればというご要望を伺い、弊社買取という流れで、お話を進めさせていただきました。ご相談者様は「少しでも高く売りたい」との希望をお持ちでしたので、リフォーム運用後のコストと収益のバランスを考慮しながら、慎重に見積を提示します。
該当物件は元々ご相談者様の両親の居住用物件ですが、既に空き家化して5年以上が経過しており、現況はお世辞にも良いとは言えません。
そこで弊社スタッフが現地まで赴き、屋根や外壁のデザインを一新を検討。〇 「住みたい!」と感じる現代的なデザインリフォームを模索
〇 駐車スペースを増設することで得られる利便性を考慮
〇 接道道路の広さや周辺環境も考慮
ただ現況を見るだけでなく不足する立地条件を補うことにも注力。評価額へと反映させていただきました。
ご相談者様の声
予想していた金額以上の収益。
驚くほどのスピードで買取額を提示していただけ、非常に満足しております。それも予想していた金額以上の収益が得られて、本当に良かったです。
実はこの物件、以前他社に見積相談をしています。ところが、「木造30年では住宅に価値が付けられない」と言われ、土地代のみの低額査定。これではとても売る気にはならないな…と諦めていました。
ですが、大希企画さんにお願いしたところ、たちまち評価のポイントやリフォームによる活用可能性を提示。外観や内装はもちろん、立地条件やリフォームによる運用幅の広がりまで、細かく評価していただけ納得できました。
特に現地に赴いたスタッフさんが、「接道道路が広いから、駐車スペースの増設と相性が良い」と指摘してくれたのは、目からウロコの思いです。今まで実家を「何となく不便だな~」としか考えていなかったので、新たな可能性を見出すことができました。
以前会社の上司に、「土地活用は業者次第」と言われましたが、今回の件を受けて身に染みた思いですね。
担当者の一言
空き家活用に関するご相談で多いのは売りたいのに、売れない。
「空き家を持っているが、売るべきか、維持するべきか。」空き家活用についてご相談をいただく中で、物件を高く売りたいと希望されるご相談者様は多いのですが、これは中々難しい問題です。と言うのも、住宅の価値は減価償却によって年々ダウンし、資産としての魅力は薄れてしまうからです。
また、売却するにしても内装や設備が古い住宅は好まれず、このあたりも厄介な問題として数えられています。
今回のご相談者様もそのことは重々認識されていましたが、問題点解決の糸口はつかめていない状態です。そこで弊社としては、問題を解決した上での売却、つまり「リフォーム売却」による転用を踏まえ、買取額へと反映させていただきました。
今回のように「売却を前提としたリフォーム物件の買取」は、ただ土地代だけで評価し安く買いたたけば良いというものではありません。
〇 リフォームによる増加価値が持つ可能性は?
〇 建物を償却だけで評価していいもの?
〇 周辺環境や立地条件などは魅力的?
このように、「収益」に直結する様々な要素を考慮し、お互いが納得できる最終条件を提案することは、不動産会社に当然求められる役割です。
更に言えば、周辺環境や立地条件の問題は「地図を見ているだけ」では真に理解はできません。必要に応じて現地に赴き、最良の提案を模索することが、本当の評価額を引き出すためのポイントです。